切り絵の魅力に触れてみませんか?
手軽に楽しめる切り絵で、あなたも芸術の世界に足を踏み入れましょう。
創造力を解放し、美しい作品を生み出す喜びを体験してみませんか?
一緒に切り絵の世界を探求しましょう!
大きな柄や自分の書いたイラストだって切り絵にできちゃいます。
夏休みの工作にも挑戦してみては?
切り絵をはじめる前に
必要な道具をそろえていきましょう。
道具っていっぱいあるのかな?高そうなイメージ…。
私が実際に使っているほとんどのものは、100均で揃えられます。
「すこしチャレンジしてみたい」という軽い気持ちで始められるので、安心してください。
必要な道具を揃えよう
私が実際に使用している道具です。
画用紙
カットボード
ペーパーカッター(大)
ペーパーカッター(小)
油性ネームペン
ペーパークリップ
スティックのり
和紙
ピンセット(先細タイプ)
指サック
台となる画用紙ですが、線をはっきりさせるために主に黒を使用します。
ここに決まりはなく、白でも繊細さが出てきれいですよ。
作品自体の雰囲気を手軽に変えられるので、気軽に楽しみながら選んでいきましょう。
私は好きな和紙の色を活かしたいので黒を選びますが、作品で何を優先するかを考えてみるといいかもしれませんね。
指先カバーは必須
わっ、指先大丈夫!?
これは保護のためなので大丈夫。指先が出てクッション性抜群で、個人的にいちばん扱いやすいんです。
切り絵初心者が感じる難しさのひとつに、力加減があります。
無意識に指先に力が入ってしまうので、痛めやすいんです。
指先に力が入らなくなったりすると日常生活も少しだけ困難になってしまいますね。
そうなる前に、指サックなどで指先をカバーしましょう。
指先の感覚が少し変わるだけでやりずらさが出てしまうので、指サックを準備するときは指先が出るタイプのものを選んでください。
すこし痛めるだけでもできることって限られるんですよね。無理はしないようにいきましょう。
切り絵の進め方
私がオススメするデザイン作成は、写真を使うこと。
はっきりした写真であればそのまま使用することもできるし、アプリでイラスト加工する方法もありますよ。
私は、その時々にあわせて写真使用かアプリ加工を選ぶようにしています。
場所や人物、有名キャラクターなど気をつけるところはありますが、自然や風景、許可を得られるものであれば大丈夫。
家族など近しい人へのプレゼント程度であればキャラクター使用でもセーフだという話もありますが、種類によってはSNSへの投稿もギリギリのラインだと言われています。
フリー素材でも著作権があるので注意は必要ですが、私的、商用可能のものを選ぶと比較的安心です。
では、さっそく始めていきましょう。
デザイン案、配置決め
写真をパソコンに落とし込み、エクセルで配置決めをしていきます。
メインから先に決めたあとは雰囲気に合わせて好きなイラストなどを合わせていくだけです。
写真をえらぶコツ
・写真は大きく写っているもの
・太陽や光が強くあたり、輪郭がはっきりしたもの
・人物を選ぶときはまとまった写真ではなくひとりで写っているもの
・複数選びたいときは上記に加えて、単体写真を組み合わせるようにする
油性ネームペンでの枠決め
線を切り落とさないように目立たせることが大切です。
油性ペンでなぞっていきましょう。
枠用の太ペン、細かなパーツ用の細ペン2種類あるものを選んでください。
線を目立たせることで安心して進められますよ。
ペーパークリップでしっかり固定
クリップでしっかり固定しましょう。
ズレが完成にも影響するので、気になるところがあれば追加で止めてください。
切り進めに合わせて止める位置も変えるときも、しっかり固定するということを意識すれば大丈夫です。
細かな部分を中心に内から外に向けて進める
切り進めていくと紙ならではの弱さが出てきます。
大きい部分から進めてしまうと、細かな部分で破れてしまう心配が。
細かな部分から先に切りはじめ、内から外に向かうように進めてください。
花を切りぬく順番は、中心部分 → 花びら の順番です。
目、鼻、眉、パーツなどズレない工夫
切り絵でとくに難しいのは、目や鼻などの部分パーツです。
それぞれ切り離してしまうと元の位置が分からなくなってしまったり、せっかく綺麗にできた顔の印象が変わってしまうことも。
パーツの位置ひとつで、思い描いていた表情や人相も変わってしまいます。
私の失敗談、最初にすべてを切り離してしまったために娘の顔が年を取ってしまいました…。
ズレてしまったら直せる自信ないよ…!
このように、眉、目、鼻など細かなパーツはいちど線でつなぐように線を書き足してください。
実際に切り取るとこのような感じになります。
線で繋ぐことでバラバラにならず、位置もズレることはありません。
線の切り離しは、色付けのときに行います。
切り忘れがないか最終チェック
すべてを切り終えたら下書きを外すまえに最終確認を。
切り忘れや、中途半端なところはありませんか?
表で難しいようであれば、裏面から見るとはっきりして確認しやすいです。
少しの部分なら下書きをはずした後でも対応できるので大丈夫ですよ。
確認できたら、下書きを取り外してください。
下書きを取り、全体のバランスを確認
下書きを取り外したら、全体のバランスを確認してみましょう。
このときに一度、飾るフォトフレームなどに納めてみてもいいですね。
仕上がりのイメージが沸くと同時に、違った仕上げや方法を思いつくこともあるかもしれませんよ。
色付け
切り絵の色付けをしていきましょう。
私は個人的に和紙の色合いやならではの優しい仕上がりが好きなので、和紙を中心に使用していますが、これも決まりはありません。
切り絵のイメージや仕上がり、飾ったときに見た印象を自分なりに考えて決めていくのも楽しい時間です。
好きなように、自由に選び、進めていきましょう。
色付けのオオススメ
・カラーフィルムでステンドグラスのように
・折り紙や画用紙で色合いのはっきりした強めの仕上がりに
・白の画用紙に絵の具などで色を塗り、切り絵を重ねることで好きな雰囲気に衣替え
切り絵を活かす方法もいろいろです。
同じ作品を違った形で仕上げて見比べても楽しいと思います。
ひとつの作品の中でも建物を折り紙や画用紙ではっきりと表現し、周りの木や花を和紙で優しく表現するなど、違った組み合わせでも楽しいかもしれませんね。
色付けにはスティックのり
色付け方法が決まれば、あとはどんどん貼り進めていくだけですが、液体のりだと紙がよれてしまったり、乾く時間を考えてたりとデメリットの方が目立つのでオススメしません。
細かな部分やピンセットなどで付けるなど、用途に合わせた扱いやすさではスティックのりがいちばんだと思います。
ティックノリならお子さんも扱いやすいので、安心して自由に任せられますね。
貼り付けでの注意点です。部分パーツを繋いでいる線の部分は切り取れるようにするため、のり付けはなしです。気をつけてくださいね。
部分パーツの切り離しで完成へ
顔の部分に色付けをしました。
最後の仕上げに、線で繋がっていた部分パーツを切り離しましょう。
線はのり付けされていないので、ペーパーカッターで切り込みを入れるだけで簡単に取り除くことができます。
部分パーツの切り離し、パーツが落ちないようにしっかりのり付けされているか確認をして大丈夫であれば、完成です。
完成
デザイン決め、配置、切り絵、色付けなど、慣れない作業があって大変だったと思いますが、細かな作業は集中力を高め、心を落ち着かせることにも繋がると言われています。
最後に、和紙での色付けが好きな私から、和紙を使った切り絵のオススメポイントをお伝えしたいと思います。
重なりで色を楽しむ
重なったときに出る和紙ならではの優しい混ざりあいがとても好きです。
どんどん貼り付けていく作業ではハサミを一切使わずに手でちぎって進めていきます。
そうすることで周りがぼやけるようになるので、色が重なり合ってもケンカすることないんです。
これは色の強い画用紙や折り紙では少し難しい部分かもしれません。
和紙ならではの裏面
これもまた和紙ならではじゃないかなと思います。
裏面から見ても、手でちぎった和紙の輪郭がぼやけるようにフワっとしてキレイですよ。
ハサミなどで切ってしまうとどうしても切り口が鋭くなってしまうので、ぜひちぎり絵のように手でちぎって進めてみてください。
まとめ
今回は、夏休みの工作に挑戦してみよう!初心者でもできる切り絵の始め方について、オススメしてみました。
絵が描けない、デザインが苦手、何も心配いりません。
パソコンを持っていないから下書き用紙も作れない、それも大丈夫です。
好きなキャラクターが写る本でも雑誌でも、コピーできますね。
ただしこの場合は、著作権など気をつけるべきところが出てくるので、お家で練習として楽しむのであれば、ということを前提とした方法になります。
道具は100均でも集められるので、少しやってみようかな?という気持ちだけですぐ始められますね。
ひとり時間としても楽しむことができますし、時間もあっという間に過ぎてしまうほど夢中になれます。
お子さんと一緒にやる場合は、切り絵の部分を大人が進めて、色付けをお子さんが挑戦するといいですね。
「どんな色にする?」
「仕上げは?」
「和紙?画用紙?カラーフィルム?」
いろいろ相談しながら、作業もより楽しくなりますね。
切り絵は飾り方もさまざまで、
・フォトフレームで卓上用に
・額縁で壁かけに
・繋げてガーランド風に
切り方や色付け、飾り方まで好きなように自由にできるところがいちばんの魅力です。
これからくる夏休みや何か始めたいなという方、ぜひ切り絵を始めてみませんか。
自分で作ったものが喜ばれたり、形として残るもの嬉しいですよ。
ぜひ、挑戦してみてほしいと思います。
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