2023年12月3日(日)の第37回NAHAマラソンが行われました。
今大会ではYouTube配信など初めての試みもあり、離れた場所からでもリアルタイムで応援することができました。
今回は、YouTube配信やこれまで応援してきた実体験を元にNAHAマラソンについて伝えていきますよ。
2023年第37回大会はどんな様子だったのか?
今年も振り返りとして記録していきましょう。
今回は、
・NAHAマラソンてどんな大会?
・2023年、第37回大会の様子は?
・2024年、第38回大会に向けて
・いつかは挑戦してみたい!
という方向けに、前回大会の様子をお届けしています。
第36回NAHAマラソン記録 気温は?暑さと湿度対策が完走のカギも知りたい方はこちらです。
RBC(琉球放送)のYouTubeで第37回大会の様子が見られるよ!
第37回NAHAマラソン!暑さ復活でも湿度60度台で完走率アップ
2023年の第37回大会はこれまでの制限が完全撤廃。
これまで通りの仮装ランナーや沿道からの声援も復活し、にぎやかなNAHAマラソンが戻ってきました。
年 | 天気 | 気温 | 湿度 | 完走率 | |
第36回 | 2023 | 曇り | 21.5 | 61% | 72.68% |
第35回 | 2019 | 晴れ | 24.9 | 82% | 67.84% |
第34回 | 2018 | 晴れ | 25.8 | 71% | 60.16% |
第33回 | 2017 | 雨 | 21.9 | 81% | 69.72% |
第32回 | 2016 | 曇り | 25.9 | 75% | 53.22% |
過去5年分は上記の通りです。
湿度70%を超えると完走率がグッと下がるのもNAHAマラソンらしさですね。
毎年のことながら12月といっても沖縄の気候は侮れません。
天気と湿度は確認必須ですよ。
それでは、第37回大会はどうだったのか?
振り返っていきましょう。
第37回NAHAマラソン結果
日時 | 2023年12月3日(日) |
天候 | 天気 / 曇り 気温 / 21.5度 湿度 / 61% |
エントリー数 | 21,144(16,571 / 4,573) |
参加者数 | 県内 11,099(8,849 / 2,248) 県外 7,092(5,423 / 1,669) 海外 685(518 / 167) |
完走者数 | 13,717(11,114 / 4,084) |
完走率 | 72.68% |
スターター | 喜納 翼(車いすマラソン日本代表) 宮本 昌典(ウエイトリフティング日本代表) |
本番前日までの天気は曇り続きで風もあり、肌寒い日が続いていました。
そんな中でも本番当日にはピンポイントで上がってくるのがNAHAマラソンの不思議なところです。
朝はひんやりと涼しさを感じる陽気でも、太陽が顔を出した瞬間にガラッと表情を変えて暑さを出してくる。
これもこの時期の沖縄らしさでもあるんですよね。
それでもこの37回大会は、例年と同じような暑さも感じながら、湿度が61%と低めなこともあって完走率が72.54%を超えました。
完走率70%超えは、2014年の第30回大会以来だったそうですよ!
第37回NAHAマラソン当日の様子
前日からガラッと変わった天気と暑さには驚きもあったと思います。
前日まで曇り続きで冬らしい肌寒さも感じられていたので、これならいける!と考えていたランナーも多かったはず。
でも実際は、12月とは思えないような日差しや直接肌で暑さを感じる1日となりました。
マラソン経験者の中でも「100kmマラソンより厳しい」という声を聞きます。やはりこの暑さを侮ってはいけませんね。
スタート 奥武山公園
9時のスタートから約30分後には国際通りのピークを迎え、スタート地点の人もまばらになります。
最後尾ランナーにとってはここでやっとスタート地点に立つ時間になるので、この差は上手く埋めていきたいですね。
この9時の時点で前年の第36回大会より日差しは柔らかかった印象がありますが、ジワッとした暑さとベタつきを感じる汗をかきました。
12km地点 八重瀬町
序盤から歩いて登るにも少し疲れが出やすい坂道が出現。
その先も20km地点まで緩やかなアップダウンが続いており、最初の難関と言われる地点です。
まだまだ先は長いです。
無理をせず周りに流されないように、自分のペースを意識していきましょう。
19km地点 仲座
コースの中でも1番標高が高い地点になります。
キツさを感じる場所ではありますが、沿道ではバナナや凍らせたミッキージュースなど準備されています。
声援とともに受け取り上手くエネルギーチャージしていきましょう。
細やかなアップダウンが精神的にも身体的にも辛くなってきます。
開始から3時間近く経ってくると17km地点で歩く人が増え、苦しそうな表情が増えてくる印象です。
後半になると太陽の位置も高くなる分暑さが増していくので、熱中症や体調不良での救急車出動率も上がりますね。
37回大会もぐんぐん気温が上がり、体感でも夏日ではないかと思われるような暑さになりましたが、湿度60%台が助けになったのか人によって差はあったようです。
暑いと聞いていたけど思っていたよりは走りやすいかったです。
事前の暑さ準備や、当日の対応策をしっかり考えておくことで暑さに惑わされず楽しめるでしょう。
第2制限地点 豊見城市
私の周りにいる参加ランナーは口をそろえて精神的にくるのはこの地点だと話します。
道はなだらかでも景色が変わらない道を淡々と進んでいくことになるので、改めて気持ちを奮い立たせることが大切ですね。
ここを乗り越えられるかどうかがその後、ゴールに繋がる鍵となりそう。
水分、エネルギーチャージとは別に周りから聞こえる声援に耳を傾けて気持ちのスイッチに。それを意識して力に変えていきましょう!
ゴール 奥武山陸上競技場
スタート開始から4時間も経過してくると、ゴールする顔ぶれに変化が見え、ゼッケンナンバー3桁に交じって1,000~3,000番台4桁のランナーも増えていきます。
きつそうに歩きながら、晴れやかな笑顔で、ホッとした表情で、それぞれの気持ちがその一瞬一瞬に表れています。
さらに1時間後にはゼッケンナンバーも4桁後半となり、10,000~の5桁前半もチラホラと見え始めてきます。
番号が後半になるにつれてゴール時の表情にも違いが見られますね。
辛そうな表情が増えてきたと感じましたが、それでも達成感、開放感に溢れた笑顔はとても印象的でした。
走り終えた選手がフィニッシュゲートに向かい一礼をする姿が見えました。それもまた素敵な瞬間だなと感動しました。
ゴール後、会場の外の様子
会場の外では家族や知人に迎えられたり、互いの頑張りを労いながらブルーシートを広げ早めの祝杯をあげているグループの姿も見られます。
過去には沖縄そばやオリオンビールなどを振る舞うテントが設置されていたり、記念グッズを購入できる場所もありましたが、37回大会では確認することができませんでした。
特設ではありませんでしたが、キッチンカーは見かけました。今年はまた賑やかにお祭りムードを楽しめるといいですね!
応援に関して、
・応援がいっぱいあって楽しいレースだった。
・目立つ格好をするとたくさん声をかけてもらえるし、沿道の応援と一緒に楽しみたい。
・応援の声、盛り上がりの力にまた頑張れると思う。
とあり、天気に関しても、
・全体を通しての条件は去年よりは楽だった。
・途中から日差しが出て気温、温度ともに上がってきてキツさもあったかなと思うけど、去年より頑張れる人も多かったのでは。
と周りの感想の声がありました。
楽しい、楽しめたというのはよく聞くので、今回もそれを感じてもらえて嬉しいです。
第37回NAHAマラソンYouTube配信
第37回大会では、初めてYouTube配信が行われました。
スタートからゴール、その途中経過や様子も普段見られない細かなところまで見られたことで応援側もこれまでと違った楽しみ方ができました。
YouTube効果なのか、普段リアルタイムで募集されているメッセージも沖縄県内だけでなく県外や外国からも増えていましたね。
現地での応援が難しかった方や、参加はできなくてもその雰囲気を楽しみたいという方にとっても良い試みだったと思います。
RBCチャンネル(琉球放送)にて第37回大会を見ることができます。
今年チャレンジする方、いつかは挑戦したい方、雰囲気だけ味わいたい方にとっても見応えある番組となっているのでぜひ検索してみてください。
今年もYouTube配信があるといいですね!期待したいです!
まとめ
今回は、第37回NAHAマラソン!暑さ復活でも湿度60度台で完走率アップをテーマに、
・NAHAマラソンてどんな大会?
・2023年、第37回大会の様子は?
・2024年、第38回大会に向けて
・いつか挑戦してみたい!
という方向けにお届けしました。
前回の第36回大会と違って制限が完全撤廃されたことから、これまで通り仮装ランナーが増え、沿道からの声援もたくさん聞こえてきました。
施設エイドも復活してあらゆる場所で美味しく、楽しくエネルギーチャージできたことも頑張れるひとつの力になったのではと思います。
最近ではスマホを片手に記録を残しながら走るランナーの姿もよく見られるようになってきました。
ランナーも応援も、みんなそれぞれに楽しみながら過ごしている姿が見られるのもNAHAマラソンらしさですね。
今年第38回大会は、12月1日(日曜日)です。
初参加も再挑戦もリピーターも、本番に合わせて練習を重ねているところだと思います。
まだまだ暑さ感じる中ですが、ケガや体調に気をつけながら楽しく進めていきましょう。
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